史上初の6階級制覇を成し遂げた不世出の元プロボクサー、オスカー・デ・ラ・ホーヤが自身の女装写真を本物と認めた。ことの発端は2007年に出回ったデラホーヤの写真。背中があらわな白いランジェリーミニドレスに網タイツ姿で、内股でポーズを取る姿はどう見ても彼なのだが、本人は「俺じゃない」「デジタル操作で編集された写真」と否定してきた。
これに対し、デラホーヤと一緒に写っているストリッパーがデラホーヤを「嘘つき」と訴えて大騒ぎになったが、和解が成立して鎮静化していた。
ミニドレスに網タイでファイティングポーズの美脚
ところが今年5月、デラホーヤはアルコールとドラッグの過剰摂取でリハビリ施設に入所。無敵の強さから『ゴールデンボーイ』と呼ばれ、イケメンでビジネスマンとしても成功していた評判は地に落ちた。自殺も考えたというから、もう失うものはないと思ったのだろう。スパニッシュメディアとのインタビューで「もう嘘はつきたくない」と話し始め、女装姿が自分であることと当時アルコールとコカインでハイになっていたことを告白した。
それにしても、網タイでファイティングポーズを取るデラホーヤの美脚に目を奪われる。このハマり方はコカインでついやっちゃったというより、趣味として普段から相当やっていたんじゃないかと思わせる。いまはドラッグからもアルコールからも足を洗ったというデラホーヤ、世間はけっこう同情的のようだ。
Noriko FUJIMOTO, 翻訳家、エンタメライター