「子ども精神薬漬け」自閉症悪化―副作用否定し薬物療法続ける医者たち

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白目を剥き体に震え

   当時2歳の長男が受けた薬物療法に対して、両親が疑問をいだいているケースを番組は取り上げた。小児神経科で「自閉症」で、脳機能に障害があると指摘され、ドパストンという「精神薬」を処方された。本来、パーキンソン病の治療に使われる薬だが、一部医師は自閉症の子供にも処方しているという。その際、副作用の心配はないという説明を受けた。

   しかし服用をはじめてから、長男は寝付きが悪くなる、おかしなことを言うなど、状況が悪化したという。病院側から薬の副作用ではなく、自閉症による症状と説明を受けた。10年近く薬物治療を続けた結果、白目を剥いたり、体が震えるといった症状に悩まされた。

   この間、別の病院で診察を受けるため、紹介状を書いてもらおうとしても、なかなか応じてもらえなかったという。薬物治療をやめてからは、症状に改善の兆しが見られるそうだ。

   病院側は番組の取材に、診断・処方に問題はないと回答している。

文   ボンド柳生
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