喫煙家・野田首相「オヤジ狩りみたいなもの」
これに対し、愛煙家はどう反論するのか。野田首相はつい2か月前の財務相のとき、「たばこもお酒も税制を通じたオヤジ狩りみたいなもの」といったことがある。女房役の藤村修官房長官も「私はスモーカーなのでコメントすべき立場にない」と煙にまく。所管大臣の安住淳財務相は「取りやすいところから取るのではなく、いろいろな税目を検討しながら対応したい」と慎重な姿勢だ。
司会のみのもんた「たばこの害については真剣には考えなくてはならない。私も吸う方ですから、あれですが…。百害あって一利ありますか」
東大非常勤講師の河合薫「ストレス発散ですか」
たばこを吸わない尾崎弘之(東京工科大学教授)は「がんや動脈硬化との因果関係がはっきりしている。医療費削減の面からも考えるべきだ」
杉尾秀哉(TBS解説・専門記者室長)「私はやめました。ただ、野田総理が愛煙家でお酒飲んだときなんかスパスパ吸っていますからねえ」
社長が愛煙家のため、社内の禁煙対策が進まないというワンマン会社の話を聞くことがある。首相が愛煙家かどうかで、一国の税制論議が左右されてはかなわないが、どんな決着となるか。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト