<今週のワイドショー通信簿>間もなく結果がはっきりと出てしまうのに、無理して予測して次々と外したのが、今週の朝のワイドショーだった。月曜の民主党代表選挙は「1回目の投票で海江田万里前経済相も過半数越えない」というところまでは読んだが、2位は前原誠司元外相とどの番組も見ていた。2回目の投票では「野田票」が前原に流れるとして、さて海江田を上回れるかが見どころだというわけだったが、結果は野田佳彦首相の逆転勝利だった。
幹事長人事でも大ハズレとなった。TBS系「朝ズバッ!」はよせばいいのに予測して、「鹿野だと落ち着きがいい。前原も輿石もどっちもない」としたが、その日の夕方には輿石東幹事長、前原政調会長、平野博文国対委員長が内定してしまった。名誉挽回とばかりに、木曜には官房長官人事を予想して見せた。
「どじょうを自任する野田は金魚の蓮舫は起用せず、城島光力前政調会長代理、川端達夫前文科相、藤村修前幹事長代理の中から選ばれる」と3人に絞った。藤村の起用が決まり、なんとか面目をほどこしたが、野田の「意中の官房長官」は岡田克也前幹事長だった。岡田がどうしても引き受けないため、最後に残った藤村に頼み込んだというのが舞台裏で、予想通りというより、なんとかかすったといったところ。(テレビウォッチ編集部)