映画「長岡花火」の監督・大林宣彦「花火のもつ力に気付いた」
スタジオには映画監督の大林宣彦さんがいた。戦災復興の願いに始まり、いまに続く「長岡花火」の映画を新潟・長岡で製作中だ。
「花火の火が消えて暗くなっても終わりじゃない。花と同じで、きっとまた咲くよと生きる勇気を目覚めさせてくれる。人々は3月11日を見て、それまで忘れていた『鎮魂』という花火のもつ力に気づいた」
長岡花火については、「未来に生きる子どもたちのために、花火を」と言う。だが、映画のいわく抜きでは、これはわかりにくい。キャスターの国谷弘子も飲み込めないのか、言葉探しに追われていた。花火を見る思いは人それぞれ。隅田川大会には東日本大震災で被災した人たちも招待されていた。どんな思いで見たことだろう。ちょっと聞いてみたくなった。
*NHKクローズアップ現代(2011年9月1日放送「夜空の花に希望をつなぐ~隅田川花火大会~」)
ヤンヤン