今朝(2011年9月2日)の番組放送中には、野田新内閣の内定者が逐一、耳障りなチャイムをともなって速報として伝えられた。そのなかで番組がサプライズ人事として着目したのは、岡田克也前幹事長。前夜、一部マスコミで財務相内定!とされたが、一夜明けると閣外にとどまることになったらしいという。「話がガラッと変わってしまいました」と笠井信輔アナ。
「誤報」の原因は定かではないが、それにしても挙党一致がさかんに叫ばれるなか、入閣を請われた民主党の実力者はなぜ入閣しないのか。
キマジメ人間で受け流せず…
和田圭フジテレビ解説委員によれば、菅内閣の閣僚・幹事長であったため、菅内閣を支えきれなかったケジメをつけたい、ポスト野田を狙うにはフリーな立場のほうが都合がよいから。
一方、ゲストコメンテイターである時事通信社の田﨑史郎の見方は、サラリーマン残酷物語的である。「(岡田は)菅さんのもとでくたびれ果ててしまった」「菅さんの犠牲者」だそうな。
ソーリの強い指示で、オザワ処分の矢面に立たされ、小沢系議員から目の敵されるわ、野党との折衝で仕方なく妥協しようとすれば、ソーリから問い詰められ、しょっちゅう怒鳴られるときた。通常の人間ならもう聞き流すところが、周囲が辟易するほどのキマジメ人間である岡田は、それをまともに受け止めてしまい、すっかり疲弊してしまったらしいんだとか。
文
ボンド柳生| 似顔絵 池田マコト