きょう9月1日(2011年)は防災の日。警視庁が震災を想定した大規模な通行止の訓練をした。都内97か所の主要交差点を10分間止め、ドライバーへの周知と緊急車両の通行を確認した。
それにしても「スッキリ!!」はいささか騒ぎ過ぎだ。阿部祐二レポーターが新宿4丁目の甲州街道と明治通り交差点に立って、午前8時の番組オープニングから20分もスタジオとああだこうだとやっていた。
杉本彩「愛とエロス」の入籍もっと見たかったのに…
実際の通行止は9時からだから、8時にはいつもの状態だ。そこを「いつもの状態です」としゃべる。9時には「規制が始まりました」、10分には「終わりました」と、そのつど中継が入るから文句のひとつもいいたくなる。
お陰で杉本彩の入籍のニュースはコメントもなしで次のニュースへいっちゃった。なんでも、「13年間、辛い時も支えてくれた人」だから「感謝婚」、キーワードは「愛とエロスとユーモア」なんて言ってた。阿部の暑苦しい顔よりそっちをもっと見たかった。
まあ、阿部は一生懸命で、通行止が終わったときも「車がトンネルに入っていきます」などと、相変わらず映像を見ればわかることをしゃべり続ける。そのくせ、初めてトンネルから出てきたトラックには言及しない。カメラの方を向いていて見ていないからだ。
3・11「大渋滞、小競り合い」の教訓
司会の加藤浩次は何となく気乗り薄で、キャスターのテリー伊藤も「(訓練を)知らないドライバーが迂回路を探して事故が起るかもしれない」なんていっていたが、むろん何も起らなかった。
おおたわ史絵(医師)が「(3月11日の渋滞、帰宅困難で)いっぱい小競り合いやケンカがあったんですね。だから訓練しておかないといけない」と言っていたが、全くその通り。
震災があったら「環状7号線から内側は通行禁止」「周辺から都内への乗り入れも禁止」。この2つさえおぼえておけばいい。10分間交通を止めると、完全に流れが旧に復するまでに40分かかるそうだが、そのあたりは東京のドライバーは慣れてる。
この日は、帰宅困難者のホテルへの誘導訓練なども行われたが、訓練は訓練。現場ルポをするほどのことじゃあるまい。