新首相になった野田佳彦(54)は、自分でも代表選で「Who is 野田?」なんて言っていた通り、地味で目立たず知名度いまひとつ。まして、家族のことなんかこれまでニュースになることはなかった。
しかし、首相になったらそうはいかない。そこで西村綾子レポーターがファーストレディーとなった仁実夫人(48)の人となりなどを探った。いまやご本人には会えないから、周辺取材だ。
千葉県議時代にひと目惚れ
千葉県船橋市議で野田の弟の剛彦氏は義姉をこう評価する。
「きれいでよく気がつくやさしい人。料理も上手で、兄もなるべく家で食事をとっているようです。夫婦仲はものすごくいいです」
高校の同級生は「彼がひと目惚れだったと聞きます。美人ですからね。色白で、芯はしっかりしているんですけど、穏やかでおっとりとしている」、事務所のスタッフは「(仁実さんは)しゃしゃり出ることはなく、大和撫子のような人です」と言う。剛彦氏はまた、「事務所を維持していく資金を捻出するために、家計の節約を精一杯やっていた」とも話す。
司会の加藤浩次「野田さんのことも知らないという人多いですよね」
キャスターのテリー伊藤「奥さんのことはもっと知らない」
西村によると、野田が千葉県議時代に支持者の紹介で知り合った。結婚20年で、大学生と高校生の2人の息子がいる。選挙は家族総出。20年以上も続けた船橋駅前での辻説法にも、子どもが生まれるまでは夫人も一緒に立っていた。家では夫よりはおしゃべりだとか。
当の野田氏はきのう(2011年8月30日)、夫人のことを聞かれて「まだ会ってないんですね。家庭内連立からスタートしないと」と笑っていたが、軽口はお得意らしい。
亭主は「ラー油顔でクールデブでどじょう」
代表選であげた「金魚とどじょう」、辻説法の決まり文句「駅前留学はNOVA、駅前演説は野田」はいまやすっかり有名になったが、こんな話題になるおしゃべりができる政治家は久しぶりだ。小泉純一郎以来かもしれない。
野党時代にも「顔を洗って出直してこい。すっとこどっこい」とか、「小泉チルドレン、チャイルドシートに座ってろ」 とかやっていたが、普段でも「ソース顔、しょうゆ顔」に対して「自分はラー油顔だ」。「クールビズ」をもじって「クールデブ」とか言うらしい。「山田うどん」や「吉野家」が好きだとか、理容室は虎ノ門の「10分1000円」だとか。一風変わった首相の登場のようだ。
テリー「野田さん太ってるでしょう。サミットなんかへ行くと、見栄えが悪い。奥さんともどもダイエットした方がいい」
これまた余計なお世話。野田がこれをどう切り返すか聞いてみたい。