「どじょう」ではいられない―野田首相「目の前の幹事長人事」

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   「私はどじょう」らしく泥の中に潜りときどき顔を出しては増税を叫んでいた野田佳彦財務相が民主党代表選で逆転勝利し、新首相に決まった。

   逆転には秘策があった。一つは代表選前夜だ。前原・野田両陣営が2、3位連合を組むことで合意し、反小沢の統一戦線ができた。決定打となったのは中間派の鹿野陣営の動き。1日目の投票で4位だった鹿野が野田支持に回ったのは、「海江田陣営が『引きはがし』などの汚いことをやり過ぎたから」という。結局、小沢への警戒感、拒否反応が野田を勝利に導いた。こうしたバラバラの党内をまとめる挙党一致体制をどうするか、遅れた震災復興、原発事故を巡る問題など、野田政権には難問が山積みだ。

小沢仲介役・輿石か、逆転の功労者・鹿野か

   新代表就任のあいさつに立った野田が真っ先に切り出したのは「ノーサイトにしましょう、もう…」。反小沢vs親小沢を巡る党内抗争の混乱にケリをつけようという呼びかけだった。その本気度を試されるのが幹事長人事だ。

   テレビ朝日の政治部記者・山下達也によれば、「野田さんは『バランスのとれた野党とも協力できる人がいい』と言っており、小沢グループとの橋渡し役になっている輿石東参院議員会長や勝敗を決定付けた鹿野、北沢防衛相らの名が出ている」という。

文   モンブラン
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