民主党の新代表に野田佳彦財務相が決まった。次の関心事は野田新体制がどんな顔ぶれになるかだ。「8時またぎ」のコーナーに毎日新聞主筆の岸井成格、月曜日のコメンテーター柿﨑明二(共同通信編集委員)が出演、これに今日(2011年8月30日)のコメンテーター与良正男(毎日新聞論説副委員長)が加わり、党役員や閣僚の人事を予想した。
前原、輿石ではまたまた「反」「親」の「小沢騒動」
岸井によると、人事について野田は、代表選の結果も受けて相当慎重で、熟慮に熟慮を重ねている。情報を絶対漏らすなと指示しているのか、関係者の口も非常に固くなっている。まるでガチガチの「ブリキのパンツ」だそうだ。
さて、幹事長だが、柿﨑があげたのが、代表選4位で、第2回投票で野田に入れた鹿野道彦農水相。
「もともと盟友の前原誠司前外相の案があったが、2、3、4連合の協力で鹿野が浮上した」
岸井も「鹿野だと落ち着きがいい。党内融和にも野党にも受けがいい。ただ、実務的な代理を付けることが重要だ。鹿野案に対し、本格政権とするなら前原幹事長で、脱小沢をはっきり打ち出すという考え方もある」
しかし、と与良が補足解説。
「その逆の考え方で、党内融和を最優先するなら、輿石東参院議員会長という名前が出てくる。だが、そうすると小沢一郎元代表の党員資格停止処分の解除をするのかという話になる」
岸井「だから、前原も輿石もどっちもない」
与良「こうすると残ってくるのが鹿野か、いつも名前が上がる川端達夫衆院議運委員長」
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト