東京電力は10%超の電気料金の値上げを検討中という。停止している福島第1原発の影響で、足りなくなった電力供給を補うために稼働している火力発電所の燃料費が経営を圧迫してきているのがその理由という。
スタジオでは、地域独占をいいことに、料金転嫁に走る東電の傲慢な体質に批判が集中した。
稼働すれば値下げできる
東電管内の標準家庭で支払われる8月分の平均的な電気料金約6683円で算出したところ、10%の値上げで約670円のアップ、15%で約1000円のアップになる。
主婦モデルの前田典子は「火力発電にお金がかかるのはしょうがないと思うけど、その前に資産を売却するとかギリギリのところまで努力してくれてなら払うが…」と、安易に価格転嫁する体質を批判した。
司会に羽鳥慎一「豪華な施設とか大きなグラウンドとか、あれどうなったんですか、処分したんですかね」
元共同通信記者の青木理「いや、まだですね。それに世間より高いといわれている給料のこともあります。それともう一つ、(菅政権が)東電をこのまま存続させるスキームを作ってしまったことが問題なんです。一旦破たん処理して、見える形にしないでやっているからいけないんです。
まだ内部で検討段階でしょうが、原発を稼働すれば(料金は)元に戻せるんだということを考えているという。論外、おかしいでしょう」
羽鳥「『原発を動かすことに賛成して下さい。でないと料金上げますよ』と言っているように聞こえますね」。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト