投開票(2011年8月29日)まであと3日なのに、いまだに立候補者が絞られない民主党代表選の行方を取り上げた。名乗りを上げているのは7人。新聞・テレビの世論調査では前原前外相がわずかに他を引き離しているように見えるが、明日にも流れが変わる可能性がある。
前原支援は見送り
カギを握るのが党員資格停止で立候補も投票も認められていない小沢元代表だ。有権者の国会議員は398人。このうち連携する小沢・鳩山両グループが4割近くを占める。
小沢は盟友の鳩山前首相との会談(25日)で前原支援の見送りを決め、他の6人の立候補者の一本化を含む新たな立候補者の模索をするという。となれば、またもや親小沢vs 反小沢の対決か。
スタジオでは作家の吉永みち子が吠えた。
「民主党の代表選にこれだけ乱立しているということは、いかにリーダーになる人がいないかということを証明している。結局、小沢さんの顔色を窺わなければ何もできない。全員野球というが、この時期になっても全員野球ができない政権を見ていると、また気持ちが冷え込んでくる」
司会羽鳥慎一「いっそ国民投票で決めたらという声も出ていますね」
しかし、今の民主党政権にはそうした声すら届かない。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト