「スッキリ!!」も「黒い交際」なんて言葉を使い出した。島田紳助と暴力団の親交証拠を探してあの手この手。警察は「手紙と写真をみつけた」というが、話ばかりで現物はいっこうに出てこない。
引退会見で紳助はこう言っている。「手紙を送ったとか、一緒の写真があるとか、前にも (週刊誌などに)書かれてるんですよ。ボクとBさんの写真を一生懸命探してるらしいです。あるわけないですから」
警察は押収していないという情報も
週刊誌の記事の記事などは、親交の相手とされる山口組系暴力団幹部の自宅捜索で警察が見たという話で、むろん警察情報だ。しかし、どうやら警察はそのとき押収しなかったらしい。だから、いま探しているのは「警察」ということだ。
しかし、「スッキリ!!」は「写真がみつかった」と断定する。警察がいうんだから間違いないというのだろう。そのガサ入れは2005年だった。付き合いのもとになったトラブルは、その10年ほど前のことになる。
レポーターの阿部祐二が関西テレビの前から、「発端はここです」と中継した。紳助が司会をしていた番組の収録で、スタジオの客を盛り上げようとした発言が、カットされずにそのまま放送されてしまった。それが右翼団体を刺激し、抗議の街宣車がテレビ局を取り巻いた。
紳助は悩んで、友人に話した。それがボクシングの元世界チャンピオン・渡辺二郎で、彼を通じて暴力団幹部へと話が伝わった。そして、その幹部が右翼と話をつけたということだ。
司会の加藤浩次「相談してしまった。そこですかね」
弁護士の萩谷麻衣子「暴力団は裏社会だから、表社会で発信力のある芸能人は利用価値がある。恩を売っておいて、いざというときに利用する駒にさる。だから、頼んではいけないんです」