大阪・天王寺区で切断遺体が入った一斗缶が見つかった事件で、あっけなく死体遺棄の容疑者が逮捕された。どうやら妻子の遺体らしいが、本人は否定しているという。
容疑者割り出しのきっかけになったのはDNA鑑定だった。遺体の男女が親子関係とわかり、周辺で親子が行方不明になっている事例を探したところ、缶の発見現場近くのマンションに住む無職の藤森康孝容疑者(57)が浮かび、きのう23日(2011年8月)までに逮捕した。
被害者の妻と息子―殺人?事故死?病死?
藤森は2006年5月、天王寺署に妻充代さん(52)と長男庸了さん(26)の家出人捜索願いを出していた。缶の遺体を包んであった専門紙の日付がその直前の4月で、時期的には符合する。藤森は「嫁と息子は出て行ったきりで、どこにいるのかわからない。一斗缶なんて捨てたことはない」と話しているという。
遺体の状態は当初、殺害は2か月前と見られていたが、長期にわたって冷凍保存されていたことになる。また、この時期になって自宅のすぐ近くに捨てたというのもわからない。
司会の加藤浩次「長いこと保管していたことになる?」
宮崎哲弥(評論家)「妻と息子がどういう経緯で亡くなったのかもわからない」
森圭介アナ「いまはまだ遺棄の容疑ですからね」
そうなると、あの駐車場で一斗缶を運んでいた男女を目撃したという話も関係ないことになるのか。あるいは誰かが他所から運んできたのか。これまたよくわからない。大阪・天王寺書の暑い夏はまだ少し続きそうだ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト