何でもコピーありのお隣り中国では偽札が大量に流通している。井上貴博アナウンサーが偽札に対する中国市民の意識を調査した世論調査を紹介した。
「約40%近くの人が、偽札と分かっても何とか上手に処分すると答えるなど、偽札作りや行使が犯罪行為に当たるという認識は余りなさそうです」
今年だけでも、すでに日本円で約110億円相当の人民元の偽札が発見されているという。偽札は銀行のATMや給料で支給されたお札、スーパーやタクシーの釣り銭の中に紛れ込んでいることがおおいそうだ。
銀行素通り
司会のみのもんたもちょっとビックリだ。
「銀行でも判別しにくいというのは、見た目や触っただけでは分からない精巧な作りになっているのかな」
井上は「中国公安当局は偽造技術が向上しているとしていますが、お札の発行元である人民銀行は見たり触ったりすれば本物と区別できると説明しています」と説明する。
コメンテーターの池田健三郎(経済評論家)「中国は消費大国に移行して、大量の通貨が流通している。その地域は全土に及び、取り締まりもなかなか進まない。その分、偽札が紛れ込む余地が増えている」
井上「そのために、自分で偽札かどうかを識別する市民の方も増えているようです」
みの「この問題を放置すれば、いずれは中国経済にも大きな影響を与えることになり、日本の経済にも関係してくる。早い段階で何とかしてもらわないと大変なことになる」
中国では博物館などの公的施設はもちろん、ちょっと大きい飲食店などにも偽札識別機が置いてあって、そこをクリアした紙幣しか受け取らないことが多い。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト