さすが大物俳優。飛行機の中で放尿してもあまり叩かれることもなく、逆にお茶目さが好感度につながってしまうとは。8月16日(2011年)、パリ発ダブリン行きのエールフランス傘下シティジェット機内で放尿し、出発を2時間も遅らせてしまったのはフランスの名優ジェラール・ドパルデュー(62)だ。
1日にワインを8本を開けるという彼は、このときも酔っていたらしく、自分の席で突然「おしっこしたい」と叫び出した。離陸直前だったためCAからトイレ使用の許可が下りず、「15分だけ我慢して」と言われたが、それが「20分」に延び、ついに我慢できなくなったドパルデューはその場で放尿してしまった。実際は、空き瓶の中にしようとして失敗したという顛末だったらしい。
ネットでは同情論で好感度アップ
この恥ずかしい振る舞いに非難めいたコメントをしているのは、乗り合わせた乗客くらいで、ネットではドパルデューの大物ぶりに「笑わせてもらった」「機内のあのトイレに行けない時間って本当に辛いのよね」「我慢させる方が酷というもの。エールフランスはドパルデューにトイレ使用の許可を出すべきだった」など同情の声が上がっている。シティ・ジェット社も「現在、私どもは床にモップを掛ける作業で忙しくしております」と冗談をツイートするなど大人な対応だ。
Noriko FUJIMOTO, 翻訳家、エンタメライター