転覆してから救命衣間に合わない
これまで、事故もなかった、安全だという思い込みでやってきたということだ。では、なぜ事故は起ったのか。カジをとっていた北橋さんは船頭経験3年だったが、カジをとるようになったのはこの3月から。しかし、同じ日の午前にも同じ船頭のチームでコースを通っている。ここがわからない。
司会の加藤浩次は「渦を通るのはお客へのサービスだという」
キャスターのテリー伊藤「それは自然ですけど、操船が未熟ですよね。ここですよ」
レポーターの阿部祐二は「カジをとるという点では新人でした。しかし、その役になるのに資格があるわけではなくて、先輩の船頭が『もうカジをとっても大丈夫』というようにして決めていた。渦はいくつもあって、あの日は強かったらしい」という。
加藤「転覆してから救命胴衣やクッションをとるというのは無理だよね」
弁護士の八代英輝は「事故の原因は操船ミスで間違いないと思うが、被害が生じたのはまた別。救命胴衣もいまはいろんなタイプがある。暑いからつけなくていいというのはプロとしてどうか。シートベルトと同じように扱うべきだ」
テリー「座布団にしていたものを急にって無理だよ」
阿部「ひもを付けるとか考えているようです」
事故が起るといつもこうだ。後から考える。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト