天竜川下り船転覆―なぜ2隻目だけが?渦に突っ込む操船ミスか

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1隻目、3隻目は難なく通過

   河原に助け上げられた乗客の映像は、遠目には川遊びをしているグループのように見える。岸辺に並んだ消防車や捜索の警察官の姿がなければ、いつもと変わらない光景だろう。

   現地からレポートしている阿部祐二が水に入ってみたり、案内人に聞いたりしていたが、助かった乗客や船頭から聞けば1発でわかることをくだくだと並べる。映像がほしいテレビの宿命とはいえ、それこそスッキリとみせる手はいくらもあるだろうに。

   結局は、問題の箇所での操船がどうだったかだ。カジをとるのは前後2人いる船頭のうち後ろの船頭の役割だが、その北橋国幸さん(66)が不明。しかし、もう1人に聞けば状況はわかるはず。難所だというが、1隻目は難なく通過、3隻目はその場で救助までしているのだから、よほどまずい突っ込み方をしたとしか思えない。

   ただ、救命胴衣が12歳以下の子どもにだけで、大人には座布団のクッションが代わりだった。あれば助かったはずなので、このあたりが問われることになろう。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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