「これ、何に使うのですか」
司会のみのもんたがスタジオにも持ち込まれた化粧筆を指さしながら取材キャスターの米田やすみに聞く。
米田「たとえば、顔全体に粉をふってみたり、頬紅を付けてみたり」
みのは自分でも化粧するような仕草で筆で顔を撫でる。
「なんか眠くなっちゃう。でも、心地いいねぇ」
国民栄誉賞の記念品としてなでしこジャパンに贈られるのがこの化粧筆だ。これまで記念品は高級時計や花瓶、飾り皿などが多かったなか、今回は女性に喜ばれるものをということで決まったという。
広島県熊野町産「大変うれしい」と町長
「朝ズバッ!」によると、贈られたのは「日本一の化粧筆」だそうだ。産地は広島県熊野町。筆作りでは180年の歴史をもち、全国の8割を生産し、国の伝統工芸品にも指定されている。原材料はリス、イタチ、ヤギなどの毛。もともとは書道の筆だったが、化粧筆も手掛けるようになった。町内には100件以上の筆工房がある。
今回の決定に町をあげての歓迎だ。三村裕史町長は恐縮した口ぶりで、「大変うれしく名誉なことだと思っております。自信を持っておすすめできる商品でございます」と話す。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト