米専門家の指摘も知らぬふり
コメンテーターの若狭勝(元東京地検特捜部副部長・弁護士)も「日本の原発は安全だという神話を社員たちも信じ込んでいたのではないか。そのために、リスク管理という意識が希薄になっていた。原発に関わる者としてあるまじきことだ」と批判した。
城戸真亜子(洋画家)「こういう場合にはこう対応するというのをなぜ決めていなかったのか。今回の事故は人災だとされても仕方がない」
福島タイプの原子炉では、全電源喪失、メルトダウン、水素爆発という可能性があることは、米国の専門家が早くから指摘していた。東電、政府、学者らの「原子力村」の連中は安全神話を信じていたのではなく、不都合なことは聞かなかったことにして、安全神話を国民に信じ込ませるために安全対策を怠ってきたといえるだろう。東電、原発行政担当者らの刑事責任を問う時期に来ているのではないか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト