1斗缶遺体―深夜にワンボックスカーの男女3人

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   大阪市天王寺区で次々発見される遺体の一部が入った1斗缶事件で、女性とみられる左足首の入った3つ目の缶がマンションゴミ置き場前に置かれていたことが15日(2011年8月)明らかになった。

   3つ目の1斗缶は10日ほど前に市のゴミ収集車が回収し、缶のフタを開けずにそのまま保管、15日になって警察に届け出た。缶は1か月ほど前から置かれていたという。

   なぜ切断し1斗缶に入れたのか、なぜ人目のつく住宅街に放置したのか。ナゾを追った。

運転席に中年女性

   遺体の一部を詰めた1斗缶が置かれていたのは、大阪城から南へおよそ2km離れた東高津公園内と、公園から100mほど離れた住宅街の路上。公園内の植え込みに置かれた1つ目の缶には成人男女とみられる2人分の右手首と頭部が一つ。2つ目の缶には「臭い消しみたいな黄色いのがあって、その下にビニール袋があって…」(女性の通報者)、中に左右の手や背骨、大腿骨など多くの骨が入っていた。3つ目の缶には左足首に気泡緩衝材や消臭剤が詰め込まれていた。

   なぜわざわざ人目につく場所に放置したのかナゾは深まるばかりだが、目撃者がいた。2つ目の缶を通報した近所の女性は、「小太りでグレーの作業服みたいなのを着たおっちゃんが『ここに置こうかな』と、うろちょろしていて缶の位置を気にしていた」という。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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