ざっくばらんにズケズケものを言う菅総理の伸子夫人。12日夜(2011年8月)、都内の居酒屋から出てきてひと言。
「今からの政治家にはストレステストが大事だ」
「あの人はキツイことは1回もなかった」
この夜の居酒屋での会合は、菅の友人たちとの会食という。総理退席の約1時間後に出てきた夫人は、待ち構えていた記者から「総理は最近楽になったのか」と問われて、「あの人はずっと楽でしたね。キツイことは1回もなかったような気がする。私がビックリするほど」
ストレスがたまらないから周囲の菅降ろしにも耐えられたのか。さらに記者が「次の総理に必要な条件は?」と聞くと、「今からの政治家はストレステストが大事と思います。それがクリアできない人はとても総理やれません」
聞し召しているとはいえ、総理を政治家にすり換えるあたりはやはり政治家の女房。気になるのはストレステストの意味だ。まず定期点検中の適性検査からはじまって、金銭面、女性面、過去の放言・暴言癖、漢字の読み書きなど行ったうえで、最終的なストレステストの実施は大いに賛成だが、さて夫人の言うストレステストはいったい何を指しているのか。近く行われる民主党代表選ではなく、国民に信を問う総選挙を暗示しているのか。
野田財務相の危うさ「大連立は議会制民主主義否定」
その代表選で次期総理に最も近いといわれる野田財務相が大連立を打ち上げた。コメンテーターの青木理(元共同通信記者)がさっそく次のような異を唱えた。
「政党政治で大連立はタブーに近い。自民と民主が大連立を組んだら87%ぐらいになる。さらに公明が加わったら90%を超えてしまい、憲法改正だろうが何でもできる。議会制民主主義は与党に対し野党がチェックするのが原則。
もしやるんだとしたら、震災復興や原発事故だけに期間を区切ってやる。終わったら解散・総選挙で民意を問うことにしないと危なさ過ぎる」