女優・萬田久子さん(53)の夫でアパレルメーカー社長の佐々木力さんの通夜がきのう14日(2011年8月)、東京・青山斎場で行われた。享年60。萬田さんは気丈に記者の質問に答えていた。
「元気になったら結婚しようって。病室で…。7月12日、ちょっと遅いですよね」と涙ぐんだ。2人の「未婚の母」「事実婚」は周知のこと。一緒になって25年。「若いころ父を亡くしているので、私には父であり男であり、ボーイフレンドであり、 風紀委員であり、美化委員でもあった」
6月に末期のスキルス性胃がん「余命1か月」
2人の交際が始まったのは1986年、佐々木 さんには妻子があった。87年に萬田さんはニューヨークで出産。帰国した88年2月、未婚の母として会見し、 「好んで臨んで未婚の母になったわけではありませんが、誇りをもって生きていきたい」と話した。29歳 だった。その後、90年に佐々木さんが子どもを認知し、94年には前妻との離婚が成立したが、2人は婚姻届を出さず事実婚を通してきた。
この6月、佐々木さんが末期の胃がん(スキルス性胃がん)であることがわかり、萬田さんは医師から「余命1か月」と告げられた。本人には「末期」としか伝えなかったが、「バタバタするな。悔しい」と言っていたそうだ。
「私が本当は先に逝って、あなたが私を見送ってねと言って、『よしわかった』なんて言ってたんですけど。ずるいというか、悔しいですね。私の人生は、彼がいて、というのがありましたから」
逸見政孝も同じがん
司会の加藤浩次「元気になったら結婚しようって…」
キャスターのテリー伊藤「つらいね。これからの人生の支えになる言葉だけど」
加藤「スキルス性胃がんは怖いですね」
勝谷誠彦(コラムニスト)「たしか、逸見(政孝)さんもそうだった。悪性度が高く、深いところだから見つかったときは遅い」
加藤「腰が痛いというので6月の検査で見つかった。3月の検査では見つかっていないんですよね」
勝谷「たしかに早すぎるけれど、いきさつを見ていると男冥利に尽きるね」
いえてる。それをずっと維持できたなんて、誰でもできることじゃない。