思わぬなでしこ効果!「黒糖 ドーナツ棒」注文殺到でメーカーもう大変

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   サッカー・ワールドカップ優勝でなでしこリーグの入場者が急増、選手たちもイベントに引っ張りだこだが、なでしこ効果は思わぬところにまで及んでいた。

   先月末から始まったなでしこリーグでは、澤穂希選手ら日本代表をぞろりとそろえたINAC神戸が人気。さらに注目はその澤選手らのユニフォームだ。胸に大きく「黒糖 ドーナツ棒」とある。よく見ると「fujibambi.co.jp」とも書かれている。が、あまり聞いたことがない。

澤穂希らINAC神戸のユニフォームCM

   「ドーナツ棒」は熊本のお菓子。沖縄の黒糖と国産の小麦粉を使い、外はサックリ、中はしっとりという独特の食感がウリ。品評会で受賞もしたことがある銘菓だが、知名度はいまひとつだった。それが、ユニフォーム以来、問い合わせが日に数千件というのだ。

   製造元のフジバンビの吉田高成社長は「お盆とぶつかりまして、社員も大変な生産努力をしているところです。わたしも65歳で40数年携わっていますけど、初めてですね」という。

   「スッキリ!!」が都内で売っているお店を探したところ、銀座の熊本館にあった。「なでしこジャパンのユニフォームのお陰で伸びてます。川澄選手もこれおいしいから食べてねと広めてくれて、2倍の売り上げ」という。

   しかし、神戸のチームになんで熊本が? 吉田社長は「もともとは昭和23年に兵庫・姫路市で創業した会社なんです。女子サッカーに向ける熱意に打たれてスポンサーになりました」と話す。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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