猛暑が続く日本列島。全国約920の気象観測点のうち、昨日11日(2011年8月)30度以上の真夏日となったのは731地点で、猛暑日になったのは94地点あった。「朝ズバッ!」がうだる各地を取材した。
巣鴨「お婆ちゃんたち怖がって出てこない」
各地の最高気温は群馬県館林市が38・7度、栃木県佐野市が38・3度、埼玉県熊谷市37・8度などで、関東から甲信越にかけて猛暑が集中している。熱中症の搬送者も相次ぎ、東京消防庁管内だけで昨日の搬送者は120人、全国で903人だった。
司会のみのもんた「昨日、都内中心部の路面温度は50度以上。道路で目玉焼きができるぐらいの暑さで、暑いという表現では済まないほどの暑さでした」
人影もまばらになったお婆ちゃんの原宿と呼ばれる東京・巣鴨。「この暑さでみんな怖がって外に出てこない。困ったことだが、どうにもできない」と地元商店は呆れる。
西から吹き込む風でフェーン現象
スタジオに気象予報士の森朗が登場。「一昨日の猛暑と昨日の猛暑では、その原因が違います。一昨日は高気圧の張り出しによってもたらさられたものでしたが、昨日の猛暑は高気圧が下がり、西から吹き込んできた風で生じたフェーン現象によるものでした。フェーンとは風炎とも表現できます」
駄洒落なのだが、コメンテーターの与良正男(毎日新聞論説委員)は「なるほど、読んで字の如くだ」と感心している。みのが「近々、盆踊りがあるけど大丈夫かな」と森に聞くと、「猛暑のピークは過ぎたといわれていますが、昨夜も30度以下になったのは夜の9時過ぎ。気をつけて下さい」とアドバイス。猛暑の中の帰省ラッシュ、くれぐれもご注意を。