資生堂の口紅マキアージュ「CHU-NEW-LIP」 のCMのバックに流れている歌が気になる。「ぷるるるん…るん」とすぐに口ずさみたくなるメロディーだ。誰が歌っているのか。画面の隅には「moumoon」という名前だけだ。「おにゅーッス」コーナーでの上田まりえアナが訪ねた。
「Sunshine Girl」100万ダウンロード
moumoonはボーカルYUKA(25)とギターMASAKI(34)の男女2人のユニットだ。CMのイメージ合わせて作詞・作曲、むろん歌う。これまでに10社以上のCMソングを手がけている。資生堂の宣伝部も「メロディーライン、歌声、キャラクター。そういったところが時代性に合ったアーティストだ」という。資生堂の歌は「ChuChu」。「はじめてのチュー おもいでのチュー 赤と青の磁石みたい。Go on let me feel your heartbeat so sweet」とたわいない歌詞だが、先頃、川崎で行ったプレゼンテーションは大盛況だった。
結成は2005年。歌手を目指す高校生だったYUKAさんがMASAKIさんと知り合い、それぞれが作詞、作曲でオリジナルをつくるようになった。07年にデビュー。ストレートなロックだったが、去年つくった「Sunshine Girl」がCMを意識した初めての曲だった。蒼井優の出演する資生堂の「ANESSA」。 ビデオを見ながら作ったという。15秒の映像に合わせてというの経験も初めてだった。YUKAさんは「一瞬で夢中になれるようなものを追求できたら」という。「Sunshine Girl」は着うた100万ダウンロードを超えるヒットになった。
イオンの「満月ロゼ」では、「moonlight」 の歌だけでなく、CMにも出演、ナレーションまでやった。「絵コンテ見ながら曲を作る」「バスに乗ったら満月が見えて、ワイン飲んでみようかなって、女の子の絵が描いてありました」
「スッキリ!!」もオリジナル曲依頼
上田が「スッキリ!!」のCMソングを頼んだところ、「いろんな事がスッキリ、マジメにふざけて、スッキリ」と歌ってみせた。YUKAさんは「テリーさんがけっこうワーッとしていて、加藤さんがちょっとクールなイメージです」
そして、とうとう2人がスタジオにやってきた。つるんとしたイメージのYUKIさんが最新の「ChuChu」をMASAKIさんほか2人と歌ってみせた。
司会の加藤浩次がやけに喜んだ。
「いつもは一部しか聞いてないのを全曲聞くと気持ちいいですね。納得感がある」
キャスターのテリー伊藤「顔と声が一致してますよ」
これも立派なトレンドだ。歴史に残る曲になるのかどうか。