放射能汚染を心配し、岩手・陸前高田の松を京都「五山送り火」で燃やす計画の中止を決めた保存会が一転、なぎ倒された高田松原の別の薪を現地から取り寄せて燃やすことを決めた。
新たに取り寄せ
スーパーモーニングが取り上げた朝日新聞記事によると、京都市の要請で各保存会で組織された「京都五山送り火連合会」が協議し、陸前高田市から新たに薪を取り寄せて燃やすことになったという。
被災者の思いを綴った薪は、すでに陸前高田市で8日夜、迎え火として燃やされた。「メッセージが書かれていない薪を燃やしていまさら意味があるのか」との疑問もあるようだが、送り火連合会の会長は「松には被災者の思いが詰まっており、心静かに犠牲者の霊を送る協力をしたい」という。
それにしても騒ぎがあってからでは遅い。京都からみると今も東北は『陸奥』なのか。断ち切れた『絆』を元に戻すのは容易ではない。
スタジオでは司会の羽鳥慎一が、「騒ぎがあってからするよりも、最初からやればよかった。放射性物質は検出されなかったんですから」と切り捨てた。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト