トルシエ「直樹には何かがあった」中国から告別式に駆けつけ

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   今月4日(2011年8月)に急性心筋梗塞で急逝したサッカー元日本代表でJFL松本山雅のDF・松田直樹さんの告別式が9日、故郷の群馬県桐生市内の斎場でしめやかに行われた。松田を代表メンバーに加えた当時の監督フィリップ・トルシエがスタジオに登場。松田との様々なエピソードを語った。

弔辞は安永聡太郎「子ども面倒見る」

   告別式には元日本代表の中田英寿などのサッカー関係者、サポーターなど約2000人が参列。松田との最後の別れを惜しんだ。弔辞は横浜マリノスに一緒に入団し、親友だったサッカー解説者の安永聡太郎が読み、松田が残した3人の子供を「心配するな、オレが面倒みるから」と語りかけた。喪主の母・正恵さんは横断幕を掲げたサポーターの前に立ち、「本日は息子直樹のために、大勢の方に参列していただきありがとうございました。皆さまの温かい声援を直樹は決して忘れないと思います」と挨拶。参列者から嗚咽(おえつ)が洩れた。

   司会のみのもんたはトルシエ監督に「トルシエジャパンの中で、松田選手の存在は?」と聞く。

   トルシエ「フラット3の中の一番重要なポジションで、彼には存在感があった」

   みの「当時から松田選手は生意気でやんちゃとチームメイトから言われていたと聞きますけど」

   トルシエ「そういう選手を探していた。私ももとはフラット3の1人。でも、彼には私にはない何かがあった」

フランス人なのに日本人感覚

   みの「監督は葬儀のために、わざわざ中国から飛んで来てくれた。ありがたい。頭が下がります」

   コメンテーターの城戸真亜子(漫画家)も「フランス人なのに日本人的な感覚をたくさん持っているように思えます。今は日本と中国、ライバル同士なのにね」と言う。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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