「なでしこ」五輪予選メンバー 心配なイベント続きで練習不足

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   ロンドン五輪のアジア最終予選を戦う「なでしこジャパン」の新メンバー20人が決まった。優勝したW杯メンバーとほぼ同じだが、GK 山郷とFW岩淵がケガで外れ、新たにFW永里亜紗乃(22)が選ばれた。永里亜はW杯メンバーの永里優季の妹という。

中1日もある超過密日程

   アジア最終予選は9月1日から中国で始まる。最初の対戦相手はタイ(FIFAランク28位)、3日に韓国(同16位)、5日にオーストラリア(同9位)、8日に北朝鮮(同12位)、11日に中国(同15位)と、中1日を含む超過密日程だ。

   W杯優勝で人気急上昇したメンバーは凱旋して以来、イベントに引っ張りだこで、超過密スケジュールをこなしてきた。司会の羽鳥慎一が「あと3週間という大事な時期ですよね。どう過ごせばいいですかね」と冬季五輪金メダリストの清水宏保に聞く。

「イベントやっている暇ないですよね。もっと練習に集中させてあげたい。アルバイトしていることが美徳になっている国じゃないですか。国民栄誉賞をあげたんだったら、国はアジア最終予選に向けてもっと支援を進めてもらいたい」

残り13日。プレッシャー与えるな

   羽島「皆さんどんどん顔が変わってきて綺麗になっている。注目されるということは気持ちの上でも変わってきているのかもしれないですね」

   が、それだけ練習時間が割かれているという証しでもある。だいたい国民栄誉賞は選手たちに与えるプレッシャーを考えると早すぎる。落ち目の菅政権が人気急に便乗したようなもので、アジア最終予選が終わってからでもよかった。日増しに募るプレッシャーにどう打ち勝つか、残る13日間の練習にかかっている。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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