このごろ、芸能人が年のはなれたお相手と結婚するなか、番組は一般人の「年の差婚」夫婦を取材してみたという。あわせて「年の差婚と聞いてイメージすること」のアンケート(調査協力マクロミル)を取ったり、街の声を伝えた。
「日本人の保守的結婚観の表れ」
「年の差婚のイメージ」アンケートの結果は、「お金目当て」が1位。2位が「世代間のずれ」。街の声では「おカネ持ってるから結婚したのかなとか。純粋に結婚したとは思えない」など、年の差婚にネガティブな意見が相次いで流れた。
一方、スタジオでは、年の差夫婦の取材にあたった荘口彰久リポーターが「(世間の見方とは違って)お互いの愛情、わかりあおうとする意志がすごい」と純愛を強調。
コメンテイターの竹田圭吾・「Newsweek日本版」編集主幹は「イメージで『カネ目当て』『世代のズレ』が上位にくるのは、日本人の結婚観、カップル観がいかに保守的かということのあらわれだ」と指摘する。
その手の「保守的な結婚観」が日本人に顕著なことなのか――はよくわからない(番組では世界的な比較調査は行われていない)が、それはともかく、竹田は「(年の差婚を)奇異に見たりっていうのは、なるべく気持ちから排除するよう、心がけたほうがいいのでは」と偏見の打破を呼びかけていた。
文
ボンド柳生