菅首相「9月訪米・国連出席」意欲―相手にされるの?

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   菅首相の辞任は本人の以前の弁によるともうそろそろのはずだが、まだまだ辞めるつもりはないらしい。井上貴博アナウンサーは「現在、来日中のパン・ギムン国連事務総長によれば、菅総理は来月22日(2011年9月)に米国・ニューヨークの国連本部で開かれる『原発の安全基準に関する首脳級会合』の出席に前向きだということです」と伝える。

帰国後どうなってるかわからない

   司会のみのもんたは「菅総理は訪米して何らかの成果を出して、それをもとに延命を図ろうと考えているのだろうか」と、コメンテーターたちに意見を求める。

   八塩圭子(学習院大学特別客員教授)「仮にオバマ大統領と会談が実現しても、菅さんもオバマさんも同じ崖っぷちです。何が生まれるというのだろうか」

   柿崎明二(共同通信編集員)「会談でたとえペーパーが出ても、その先は全くの視界不良。それに、菅総理は帰国後どうなるか分からない。そんな人を相手にアメリカはどこまで腹を割って話をするか」

内閣支持率アップで自信?

   この週末に1200人を対象に世論調査を行われた調査によれば、菅内閣の支持率は前回よりも2・4%上がったものの、「いますぐ辞めるべき」「今月(8月)末までに辞めるべき」を合わせると、早く辞めろが56%。

   柿崎「自分個人への支持率は上がったので、総理は自信を持ったかも知れない」

   みの「もし総理が辞めると言い出したらどうなりますか」

   柿崎「辞めれば新しい民主党代表を選ぶ選挙になります。辞めなければ解散・総選挙という可能性も残る」

   池田健三郎(経済評論家)「東日本の復興が遅々として進まない中で選挙を行えば、菅総理どころか民主党政権そのものが国民からノーを突きつけられる」

   すでに他の世論調査では民主党より自民党のほうが支持率が高いが、じゃあ次の選挙で自民党に投票するかとなると、そうはならないだろう。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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