4人いるはずの監視員いなかった!学校プールで1年生水死

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   夏休みに一般公開された小学校のプールで小学1年生が溺れ、搬送先の病院で亡くなった。「モーニングバード」が取材し報じたが、プールを管理する市教育委員会の無責任ぶりには驚いた。

「教育委員会」保護者の要請を放置

   大坂・泉南市の小学校プールで事故があったのは7月31日午後(2011年)。大小2つのプールがあり、約70人の小学生が遊んでいたという。

   市教委は一般公開中は業者に監視員の派遣を委託しており、マニュアルでは大プールに4人の監視員がいるはずだった。しかし、委託先の業者は37回の派遣契約を結んでいた、4人の監視員を派遣したのはたったの5回だった。

   会見した市教委の担当者は、「事故が起きるまで人員不足で行っていることを認識していなかった。事故当時、監視員は2人いて、うち1人が他所へ行って1人だけだった」と説明していた。

   ところが取材を進めるうちに、4人いるはずの監視員は小プールに1人だけ、大プールには監視員はいなかった事実が判明した。さらに、6日前の25日には子どもの保護者から市教委に、「監視員がいないのできちんと監視してほしい」と連絡がされていたのに、市教委が放置していたことも分かった。

「委託料の予算少ない」担当者弁明

   人手不足を認識していなかったと説明した件の市教委担当者はこんな言い訳をする。

「今の時期、なかなか高校生のアルバイトは集まりにくい。集めようと思えば一定金額を出さないといけない。しかしながら、私どもの委託料のなかではその辺がなかなか厳しい」

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   市教委が現場のプールの管理状態を日頃からきちんと確認すべきで、机上のプランでやるからこうなる。これでも教育のプロか。単なる無責任な役人と言いたくなる。

文   モンブラン
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