家庭でできる内部被曝対策―味噌、昆布、リンゴ、牛乳

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

チェルノブイリでは子どもに供与

   一方、体内に入ってしまった放射性物質を排出する食材としては、広島の原爆被害者の間で実証されたのが昆布と味噌。牛乳、リンゴも効果があるという。白澤教授が解説する。

「昆布には甲状腺がんを防ぐ効果があるし、牛乳に含まれているラクトフェリンは排出効果がある。味噌は広島で被爆した人の間ではよく知られているが、その後のネズミを使った実験でも放射能障害が軽くて済んだというデータがある。リンゴに含まれているペクチンという植物繊維も体内のセシウムを吸着し排出する優れものです」

   旧ソ連のチェルノブイリ原発事故では、リンゴのペクチンにビタミン類を合わせた粉末を約16万人の子供に3週間投与したところ、体内のセシウムが30~40%減少したという。もっとも、リンゴ1個にペクチンは0・4~1・6mgしか入っていない。5個程度食べないと効果が出ないという。

   女優の東ちづるがスタジオで、味噌に同量のリンゴジャムを合わせて煮詰めたリンゴ味噌のレシピを披露したが、手間が掛りそう。

   現実的なのは、朝食は昆布入りの味噌汁にアジの開きと牛乳。夕食も味噌汁を欠かさず、デザートにリンゴ1個。昔ながらの和食中心でいくのがいい。

文   モンブラン
姉妹サイト