政府はきのう(2011年8月1日)、新たに岩手県産の肉牛の出荷停止を決めた。6頭から基準値を超える放射性セシウムがみつかったためという。出荷停止は福島、宮城に続いて3県めだ。しかし、心配なのはすでに出荷されたものだ。森圭介アナが「われわれの手元に来てしまった肉をチェックする方法」を説明した。
HPで「回収対象」「追跡検査対象」「回収対象外」チェック
独立行政法人の「家畜改良センター」が「汚染牛肉を判別する検索システム」をきのうから始めた。センターのホームページで、すでに購入した牛肉が大丈夫かどうかを教えてくれるという。購入した牛肉に付いている「個体識別番号」を入力すると、「回収対象」「追跡検査対象」「回収対象外」のどれかが出る。「追跡~」はまだ検査をしていない牛肉のことで、「回収」かこれが出たら(赤字で表示)、近くの保健所に連絡してほしいという。
キャスターのテリー伊藤「食べちゃった人はどうなるの」
森「補償はまだ決まってないが、保健所と相談して販売店から返金してもらうことになる」
テリー「領収書を見せるとか」
森「それは販売店と」
「そこをしっかりしないと、こんなシステムだけ見せられても困りますよね」とテリーの話はお金の方へいっちゃった。なおも「スーパーじゃなくて、小さなお店だと、仕入れたはいいが売れないとなると補償はどうなる」とお金が気になるらしい。
ロバート・キャンベル(東大教授)「これはやはり店で把握してもらわないと困る。買ってきた肉を見て、ああ回収対象だというのはおかしい」
香山リカ(精神科医)「外食とか給食ではわからないかもしれない」
まあ、お金の方はあとでどうとでもなるだろうが、食べちゃって、番号も捨てちゃったらそれっきりだ。そうなったら、保健所だってどうしようもない。そもそもそんな肉が出回らないようにしないといけないのに、困ったことだ。