保安院「プルサーマル推進」やらせシンポ―原発チェック役が何やってんだ!

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   「やっぱりな~」と、規制機関の原子力安全・保安院のヤラセ問題を巡るなれ合い『原子力村』の実態を取り上げた。

   ヤラセが発覚したのは四国電力と中部電力で、2006年6月と07年8月に行われた国主催のプルサーマル発電の是非を巡るシンポジウム。保安院が電力会社に参加者を動員するよう指示し、発言内容について例文まで作成していた。

会場の半分以上、発言者の3人に2人が動員

   四電・伊方原発のある愛媛県伊方町で行われたシンポジウムでは、定員600人の半分以上に当たる313人が四電関連の出席者。発言した15人のうち10人が四電から依頼された発言者だった。

   会場にいた人によると、「賛成の意見を述べた人はペーパーを読んでいることが多かったような気がする」という。実際、ある主婦の発言内容と保安院が作成した例文を照らし合わすとほとんど同じだった。

   中電も浜岡原発がある静岡県御前崎市で行われたシンポジウムで保安院から同様の依頼を受け、定員524人のうち150人を関連会社などから動員した。ただし、保安院の意向を受けた特定の意見表示は、コンプライアンス(法令順守)上問題ありとして拒否したという。

こんな連中の「ストレステスト」信用できない

   保安院のヤラセでご念が入っているのは、シンポジウムが終わって出席者にアンケート調査を行ったこと。両シンポジウムとも80%以上の出席者が「安全性を理解できた」と回答した。

   スタジオではカリスマ主婦モデルの前田典子が「自分たちでなるように仕向けて80%を超えた。中国の鉄道事故の隠ぺいと同じだ」と呆れる。

   石原良純(タレント)「原子力安全・保安院とは何なんでしょう」

   元共同通信記者の青木理「そもそもシンポジウムを(規制機関である)保安院がやっていたこと自体が論外。規制機関がこんな状態になっているのを根本的に見直さないといけない。ストレステストをこんな連中にやらせたって信用できるわけはない。再稼働なんて怖くて認められない」

   次々発覚する馴れ合い『原子力村』の実態。薄々おかしいと思いながら、順序どおりに事を運ばないから大臣は泣きを見ることになる。

文   モンブラン
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