一人暮らしで「日本に帰りたい…」
小倉「野球では凄いスピードボールを投げるんですが、記者の名刺を破ったりペンをへし折ったり、ブーイングにグラウンドでつば吐いたり、引退後も飲酒運転やったり、暴力事件などいろんなことがあった。ロスで1人暮らしだったようですが、日本に帰りたいといっていたという話です」
まあ、小倉ならずとも、だれもが伊良部には一種の感慨がある。考えれば、20歳そこそこの若者がわがままいっぱいに生きたさまが浮かぶ。しかし、広岡監督とのあつれきのタネだった体重の問題とか、自己管理ができない人でもあった。
ヤンキースの首脳が「150キロのフォークだよ」といっていたのが思い出される。1発打たれてカッとなって崩れるパターンは最後まで直らなかった。反面教師にしたらいいのかもしれない。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト