節電騒ぎにつけ込んだ新手のサギ商法が横行している。西村綾子リポーターは「手口は訪問販売です。電力会社の社員を装ってみたり、関連企業の社員と偽ることもあります」と言う。
詐欺の道具として使われるのが太陽光発電システム(ソーラーパネル)や節電器、放射線測定器など。太陽光発電では「設置料も含めて、本来なら500万円かかりますが、今回は特別に300万円にしておきます」と言葉巧みに主婦を勧誘する。「1度設置をしておけば、家の電気は全部賄えて電気代は払わなく済むようになります」とも話すという。
節電器では「電気代が安くなる」と騙し、放射線測定器では「お子さんの健康のために、30万円を10万円にしますから」と売りつける。
狙われる「意識高い人」
西村は「節電意識の高い人が狙われやすいようです」と伝え、消費者問題に詳しい池田康太郎弁護士を取材した。
「私のところへも週に5件前後の相談があります。節電詐欺は確実に増えています」
司会の加藤浩次「節電についてしっかりとした知識を持つことが大切。まず、自分で調べてみるということが必要なのでは」
大沢あかね(タレント)は「自分一人では決めない。とくに、一人暮らしのお年寄りは家族や近所の人に相談してみるということが大切だと思う」とコメント。
宮崎哲弥(評論家)「何かの形で社会貢献をしたいという思いにつけ込まれている。販売員が来たらその場で決めず、調べてみてから決めるという姿勢が大切」
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト