「落雷・停電なら列車すべて止まるはず」中国鉄道事故で専門家

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   中国の技術で世界一の高速鉄道と宣伝してきた中国高速鉄道で大惨事が起きた。しかも、報道によると、原因究明はそっちのけで、転落・大破した先頭車両をショベルカーで砕き穴に埋めてしまうという。

   事故が起きたのは23日夜8時(2011年7月)ごろ。落雷で停止していた列車に後続の列車が追突して6両が脱線。このうち4両が20メートル下の地面に落下した。25日現在、35人が死亡し、ケガをした192人のうち12人が重体という。

当局は「原因究明より早く片付けろ」

   事故原因について、鉄道省の報道官は「落雷によって設備が故障したため」とだけ説明、どこの設備がどのように故障したのか明らかにしない。

   司会のみのもんたが電話が繋がった事故現場のTBS記者に聞く。「先頭車両はメチャクチャに壊され埋められちゃったという報道がありますが」

   記者「高架橋の下に車両が放置されているのが見えますが、他の車両は私のいる場所からは見えなくなっており、埋められた可能性はありますね。まだ事故発生から35時間しか経っていませんが、原因究明のための現場検証をやるというより、早く片付け元通りにしたいという動きに見えます。

   高架橋の上は、事故などなかったかのようにすべて取り除かれ、傾いていた電柱も元通りに直っています。もういつ運転を再開してもおかしくない状態です」

   番組に生出演した鉄道アナリストの川島令三は、「ふつう停電になれば、その変電所の受け持ち区域内の列車は全部停車するのが当たり前。走って追突したというのがそもそもおかしい」と、事故の不可解さに呆れている。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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