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江川卓の巨人監督説「借金がネック」

   この他のお勧め記事。モノクログラビア「嵐・二宮と佐々木希のラブラブ・ツーショット」(文春)。友人宅に来たとき撮られたものだというが、リラックスした二人が微笑ましい。

   同じ文春のカラーグラビア「伝統の花街 飛田新地探訪」もとてもいい。特別に撮影許可が出されたそうだが、大正時代に日本最大といわれた遊郭の雰囲気がいまに伝わっている希有な街の姿が活写されている。一見の価値あり。行ってみたくなる。

   「なでしこジャパン」は日本中を感動に包んでくれたが、これを扱った特集はどれもこれも似たり寄ったり。

   サッカーの陰に隠れて盛り上がらないプロ野球だが、「アサヒ芸能」が巨人の次期監督に江川卓の名前が「急加速」していると書いている。沢村投手以外見るべきところがない原巨人だが、このままいけば監督交代は間違いないところだろう。

   だが、江川本命説には、私は疑問がある。それは、生前、氏家齊一郎・日本テレビ会長が私に漏らしていた言葉だ。江川にしたい気持ちは十分あるが、彼が不動産投資などで作った莫大な借金がネックだという。巨人は桑田真澄の借金を肩代わりしてやったから、とても江川の面倒までは見られない。それさえなければ、江川はとうに巨人の監督になっていただろう。監督というのは選手と比べると年棒ははるかに低い。借金の肩代わりなどの条件を持ち出さず、低い年俸でも監督をやりたい。江川がそう言えば可能性なしとはしないが、どうなりますか。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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