「お前ら、イケメンまでいかないからツケメン」
メンバーの名前もアルファベットで、リーダーのTAIRIKUの父親は歌手のさだまさし。さだもかつてバイオリニストの道を志したことがあった。そんな父親の影響もあって、4歳の時にバイオリンを始めた。はじめはいやだったが、学生時代に仲間の2人と出会って、音楽を作り上げ、楽しむことを教えられたという。
「TSUKEMEN」はさだまさしの命名だ。「お前ら、イケメンまでいかないから、ツケメンぐらいじゃないか」というのが理由だ。最初はいやだと思ったが、その名が売れて、いまは受け入れるようになった。
スタジオでオリジナル曲を生演奏。諏訪の御柱祭りをイメージした「木遣り」だ。「ヨイサッ!」「ハッ!」なんてかけ声が入ったりして、たしかに従来のクラシック曲とは違う。聴き終えて、キャスターのテリー伊藤「TAIRIKUさん、お父さんよりかっこいいですね」 司会の加藤浩次「お父さんの曲をやったりとかは?」
「いや、それは、ちょっと、やりたくないというか、もうちょっと、大きくなってから…」
父親との距離の取り方は心得ているような口ぶりだった。
文
一ツ石| 似顔絵 池田マコト