サッカー女子W杯で渾身のシュートで強豪ドイツを破りベスト4入りに導いた丸山桂里奈選手(28)がスタジオに生出演、電話出演した母親(慶子)を交え、あの絶妙なシュートの秘話を紹介した。
ドイツ戦のシュート「自分しか見えなかった」
スタジオのボードには、左足で蹴ったシュートが倒れた相手GKの足の上を通り抜けていくのを不安げに見つめる丸山の顔写真があった。
「この写真嫌なの?」と聞く司会のみのもんた。
丸山「嫌ですね」
みの「わかるな~。でも、これ使われるよね」
シュートの際の連係プレーについて、小松成美(ノンフィクション作家)が質問する。
「澤(穂希)選手がボールを持った瞬間にノールックで走り出しましたね。左肩の上からパス、どのくらい前からボールが見えていたんですか」
丸山「実は、澤選手が出す前に岩淵(真奈)選手がトラップしているんですけど、その時には走り出していたんです」
小松「角度がないのに諦めたりしなかったんですね」
丸山「諦めなかったですね。打たなければ入りませんから。キーパーが近い方、ニアと言うんですけど、跳んでいるんですが、そこも見えなくて、私が打ったところしか見えなかった」
まさにピンポイントを狙った渾身のシュートだったようだ。
試合前に「いつもダメだし」
丸山の強気なシュートが奏功した裏には、試合前に母親が送った激励メールの効き目もあったようだ。
丸山「いつもダメだしというか、結構強いことを言ってくるんですよ」
今回は「ボンボン打てよ。パスなんてするな。キーパーはすぐ出るから気をつけてね」というもので、「おっけー、ドリブルからのシュートね」
みの「お母さんよく知ってんじゃない」
丸山が特技を披露してくれた。18歳の時から10年間練習を積み重ねてきたという腹話術師の「いっこく堂」のモノマネ。
「『ニューヨークにいるいっこく堂さん!』と呼びかけてもらえると…」
さっそく金井辰樹(東京新聞政治部次長)が呼びかけた。
「はーい、こんにちわ。ニューヨークにいるいっこく堂です」
いっこく堂の特徴をつかんでいて、なかなかのモノマネ上手だった。