大型の台風6号が四国に上陸する気配だ。19日朝(2011年7月)、宮崎県を暴風域に巻き込み、このあと四国から近畿に進むが、高気圧にさえぎられて南東に向きを変えて太平洋上へ出る見込みだ。台風は動きが遅く、それだけ雨、風の影響は長引く。気象庁は「最大級の警戒が必要」としている。
予想雨量1000ミリ!
近畿、四国の20日朝までの24時間の予想雨量は800ミリ、 場所によっては1000ミリを超えるとみられる。通常の関東地方の年間降雨量が1300~1400ミリ程度だから、これは凄まじい。九州で200ミリ、関東でも250ミリになるとみられる。
司会の小倉智昭「台風がどんどん強くなってる?」
気象予報士の天達武史は「太平洋の海水温が28度もあって、台風のエネルギーになっている」という。中心付近の最大風速は60メートルで、15メートルの暴風域は宮崎から東海に及んでいる。
台風の速度は毎時20キロと遅く、近畿に接近後はさらに10キロくらいと、自転車以下のスピードに落ちると予想されており、「大雨と暴風が1日から1日半続く可能性がある。海の波も大きくはないがパワーがある」と天達。通常、台風は進路を変えた後は速度が早くなるものだが、進路の先に高気圧があるために抑えられてしまう。九州から東海の広い範囲で雨量が多くなるのはそのためだという。
小倉は「東北の被災地は?」
天達「南へ下がるので、ほとんど影響はない」
それはよかった。原発でまた汚染水があふれるようなことになってはかなわない。それにしても、24時間に800ミリだ1000ミリだなんて、聞いたことあるか。西日本大丈夫かな。