汗をかいたら「水500ミリリットルに梅干し1個」熱中症対策

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   7月14日(2011年)から熱中症に対する注意を呼びかける高温注意情報の発令がスタートした。15日も朝5時17分の時点で全国21都道府県に注意情報が出されていた。阿部祐二リポーターが日本で一番暑いといわれる埼玉県熊谷市にいた。きのう(14日)も午後2時40分に37・2度を記録した。

股の付け根を冷やす

「昨年は熊谷市の熱中症患者は9人でしたが、今年はすでに45人と5倍にも増えています」

   レポートする阿部は早くも汗だくだ。熱中症で市内の病院に搬送された2人の女子中学生は、水分補給をしていたが、屋内で部活動中に倒れてしまった。

「屋外で熱中症になる患者よりも、屋内で倒れる例が増加しています」(熊谷市の消防局)

   日常的な熱中症対策について、昭和大学医学部・救急救命センターの三宅康史准教授はこう話す。

「昼間汗をかいたら、水500ミリリットルに対し塩分0・5グラムから1グラム、梅干しにすると1個分をとるようにして下さい。体内に熱さを感じたときは、腿の付け根を冷やすのが効果的です。 自分で水分補給ができないような症状を見かけたら、悪化していることが多いのですぐに医療機関を尋ねて下さい」

    阿部「ひと口に熱中症といっても、軽度・中度・重度の3段階に分かれます。重度では意識障害やショック症状、全身の臓器に障害が出て、死にいたることもあります」

   司会の加藤浩次「症状が出てから水分補給をしても手遅れということなのか」

   コメンテーターの八代英輝(国際弁護士)は「今年は節電問題でエアコンの使用は控えようという雰囲気があるが、じつは昨日から福島で200万キロワットの火力発電所が稼働を始めています。危ないなと思ったら、遠慮せずにエアコンを使うべきです」と話す。東京消防庁によれば、昨日の熱中症搬送患者は58人だった。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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