福島「警戒区域」で窃盗2倍超―ATM被害4億2000万円

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   福島の受難は続く。原発から80キロも離れた白河市の農家が出荷した牛の肉から放射性セシウムが検出された。明らかに、爆発後の拡散状況をきちんと調査しなかった行政の手落ち。これで責められては農家がかわいそうだ。

   司会の小倉智昭は「人の口に入る動物は他にもあるでしょう」と言うが、笠井信輔アナは「豚や鶏は飼料が管理されているから大丈夫」と説明し、小倉は「いや、キジとかイノシシとか」と話が噛み合ない。

   小倉「それより、人体への影響がどのくらいかはわかっていない。今週の週刊ポストなんかは、放送されている放射線量はおかしい。そんなに影響は出ていなかったはずだという話もある。どれが本当なのかを知りたい」

   週刊ポストは「安いガイガーカウンターは数値が大きめに出る」なんていう記事も載せていた。これはいいところをついている。

犯人は「地元」か「遠くから」か

   その福島で見過ごせない犯罪続いていると警察庁が発表した。立ち入りが禁止されている「警戒区域」で窃盗が多発していて、避難した住民の留守宅や事務所荒らしが昨年の2倍を超えたという。

   原発周辺の9市町村で確認された331件(前年同期115件) の窃盗事件うち、最も多いのは空き巣の169件で、次いで事務所荒らし44件、コンビニの現金自動出入機(ATM)、 車やオートバイ盗の順。このうちATMの被害は28件4億2000万円にのぼった。ATMは宮城、岩手を含めると6億7000万円を超えた。

   小倉は「どう思います? 日本人は、こういうことはやらないと思われていた。略奪もなく立派な国だといわれたが、結果的にやってたじゃないということになる」

   これに笠井「どこか遠くからやってきたかもしれない」

   石巻市内のATMを破ったのは地元の少年だった。

   小倉「遠くから…(苦笑)。まあ、私はショックを受けました」

   いや、検挙されている窃盗犯で多いのは首都圏から出掛けている連中なのだ。警察や自衛団は地元ナンバーではない車をチェックしているが、泥棒たちはカーナビを使って地元住民もよく知らない裏道を使って入ってくるという。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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