スマホ持参で牛肉購入―こうなったら自分で生産者チェック

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   基準値を超える放射性セシウムを含有する疑いのある福島県南相馬市産の牛肉が8都道府県で販売されていた問題で、番組も昨日、高知県のスーパーに飛んだ。この店の精肉売り場では、問題の肉はスーパーでよく見る「角切り肉」などのパックになって、約9kg完売したという。

   スーパーの買い物客に聞いたところ、牛肉の安全への不安を訴える声は多く、もっとも多かった要望が「生産地を知りたい」だったそうな。「国産」といった曖昧な表示しかないことが多く、食の安全と健康のために、もっと詳しい産地を知りたい由である。

トレーサビリティ

   それを知る方法はないでもないらしい。国産の牛肉はパックなどに「個体識別番号」が表示されている場合があり、その番号を家畜改良センターのサイトで検索すれば、どこの県育ちかといった流通経路がわかる。今後、牛肉のお買い物にはスマートフォンをお忘れなく!?

   こうしたトレーサビリティ制度は狂牛病がきっかけで導入されたというが、このたびのセシウム牛の全国伝播を受け、にわかに脚光を浴びたらしい。同サイトを見たところ、個体識別番号の検索サービスは現在つながりにくくなっているそうだ。

文   ボンド柳生
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