妊婦や子ども1、2回食べても問題なし
検査が甘かったとしか言いようがないが、では人体の影響はあるのだろうか。放射線防護学が専門の野口邦和・日大専任講師は「妊婦や子どもが1回や2回食べても線量が低いので問題ない」という。しかし、検査体制については次のように指摘する。
「検査方法が不適切。牛の尿を検査することで体内に放射性セシウムを取り込んでいるかどうかある程度推測できる。それに、県のほうで飼料の管理をもっと徹底するよう指導すべきだと思う」
司会のみのもんた「その通りだと思う。4か月もたってこういう不手際というのはまずいね」
ただ、出荷した農家への同情論もある。弁護士の萩谷麻衣子は「もともとは福島に飼料が入ってこない、高騰している、満足な補償もないという事情があり、気の毒だなという気がする」という。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト