原発50基分の「埋蔵電力」6000万キロワット―どこにあるの?

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   にわかに浮上した「埋蔵電力」。政府も調査に乗り出したこの電力は、一般企業などの自家発電のことだという。環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長によれば、日本全体で6000万キロワット、原発50基分の自家発電能力があるが、「稼働率が46%くらいで、半分以上は使ってないものがある」という。

企業・工場の自家発電

   自家発電がフルに活用されないのには、「規制の壁」があると番組は言う。自家発電を売るPPS(新規の電気事業者)とは、大口の需要家しか契約できず、一般家庭では無理。経産省によれば、「PPSといっても大きな企業なので、普通の家庭の主婦が交渉するというのは非常にむずかしいのでは、というのもある」など、消費者保護のためだそうな。

   これには、「バカにしてるってことですよ、主婦の方をね」(青木理・ジャーナリスト)など、スタジオでは非難が相次いだ。

   このほか、既存の電力会社が握っている送電線の使用量が高いため、割高になってしまうという問題もある。

文   ボンド柳生
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