「次の総理には誰が?」に沈黙した「小泉改革」ブレーン

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   JNNが7月9、10の両日に行った世論調査で、内閣支持率は17・7%だった。32.1%と上向いた前回調査(4月)より14・4ポイントも大幅下落で、不支持は81・1%に達した。政党支持率も民主党は15・0%に下がり、自民党の18・8%と逆転した。

「菅さんに任せていたら日本メロメロ」

   スペシャルゲストの島田晴雄・千葉商科大学長が、そこまで言うかと思うほどの菅批判を展開した。

「被災地の人たちや民間企業はものすごく頑張っているのに、政府が邪魔をしている国は世界でも珍しいですよ。正しいリーダーを選んで一致団結したら、これを機に日本はよくなる可能性があるが、今の菅さんに任せていたらメロメロになっちゃう」

   司会のみのもんたが「菅さんは歴史に残る総理大臣になれるかも知れない要素も持っているのでは?」と聞いても、「とんでもない総理大臣として歴史に残ると思いますね」

「岐路―3・11と日本の再生」の宣伝?

   学者の助言を通り越した批判に、横で心配そうに見ていた八塩圭子(学習院大特別客員教授)が鎮静役をかって出た。

「(歴史に名を残すという)そういう気持ちが強いから今こういう状態になってしまっている。自分でなきゃできないと思い込んでいらっしゃるというふうに思わないと分からない」

   さらに、柿崎明二(共同通信政治部デスク)も「菅さんもいいものあるんですよ。突破力とか破壊力とか。しかし、破壊力は政権運営に使う機会がないのに使おうとしているのがミスマッチだ」と言う。

   島田は労働経済学が専門で、小泉政権で内閣府特命顧問として「小泉改革」を推進した。最近では「岐路―3・11と日本の再生」の著書がある。

   みの「次の総理は誰がいいですかね?」

   島田「……」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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