天海祐希、松嶋菜々子、江角マキコ―若者あこがれは色気より「男っぽさ」

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   7月になると焦り覚えてしまうのはなんでだろう。まさか…、まだ夏の恋を求めてるから? それとも1年の半分が過ぎたのに何も変わっていない自分自身への苛立ちか。そしていつのまにか七夕も過ぎ、年々、時間の過ぎる早さを感じる今日この頃です。先日取材した女子大生からも時の早さを教えてもらいました。

「結婚は27歳ぐらいにしたいです。だって、社会人としてある程度経験を積んで大人になっていると思うし。それに育休とかもその時期だったらとれそうな気もしますう」

   ポンポンを乗せたオレンジのチークがかわいい20歳の女の子。ピンクのシフォン素材の透けるカットソーにミニ丈のバルーンスカートを合わせた、若い時にしかきっとできないようなファッションの彼女は、マジメな顔で「27歳が大人」って言ってくれました。

「へぇ~、20歳の子にとって、27歳は大人なのかぁ。う~ん、全然そんなコトなかったぞ」

   ひと回り近く年齢の違う女の子に突っ込みそうになったが、ここはニコニコと話を聞く。

20歳の女子大生「27歳で結婚。その頃には大人になっていそうだから」

   なぜ27歳が大人かについては、「だって、社会の構造とかわかってきて、分別がついていそうだから」なんですって。なるほどな~、20歳のときには27歳ごろにはきっと分別がわかって大人になっているだろうなと誰だって思いたい。それは漠然とした近い将来や自分の未来像のイメージなのだ。

   漠然としたイメージは恐ろしい。落ち着いた雰囲気で、きめ細かい美肌輝く別の20歳の女子大生はこんなことを言っていた。

「結婚と出産は20代のうちにやっておきたいです。30歳越えると、年って言うかあ。可能だったら若いうちにしておきたいんですよね。」

   あぁ~~~。頭がクラクラしてきたのは、きっとこの強い日差しのせい。決して彼女の発言のせいではないと、思わず持っていたペットボトルの水をググっと飲み干してしまった。そっかぁ、ゴメンなさい。私、あなたの中の人生設計ではイレギュラーになってます。体重がなかなか落ちない、朝、顔に付いた枕のアトがなかなか消えないとか、自分でもオバサンになったなぁと思う瞬間はい~っくらでもありまっせ。でも、目の前の女の子にポロっと本音言われると、なかなか堪えるものが。

サバサバしたカッコよさ

   18歳から22歳の男女複数の学生に、「30代、40代の女性についてのイメージは」と聞いてみました。返ってきた答えは「カッコいい、自立している、颯爽と歩いてそう」。芸能人で言うと、一番多かったのは天海祐希さん、そして松嶋菜々子さん、江角マキコさんと続きました。お気づきでしょうか。そうなんです。キーワードは「カッコイイ女性」。イマドキの大学生が持つ30代~40代女性イメージは、マスキュリンでスマートな印象。大人の色気などではなく、サバサバしたような女性が人気だったことに驚きました。日頃、色気がないと散々言われている身としては、ちょっとした錯覚が嬉しく、勘違いしちゃいましたけど。

   取材を終えて帰宅する際に、ある雑誌の記事が目が止まった。

「カッコイイ女ほど浮気される」

   例として紹介されていたのは、シュワちゃんの元妻やタイガー・ウッズの元妻。確かに!30歳以上の女性をターゲットにしている女性誌の記事に何か納得。やはり現実とはなかなか思惑通りにはいかないようです。

モジョっこ

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