東日本大震災以降、通勤や通学などに自転車を利用する人が増えている。自転車メーカーの売れ行きも好調なのだが、これに比例して自転車による交通事故も増えている。今日の「スッキリ!!」は無法自転車の実態を追った。
法律では5万円以下の罰金
警察はすでに無法自転車取り締まりを強化している。イヤホーンで音楽を聴きながら自転車をこいでいる若者、携帯電話をしながら自転車に乗っている若い女性などが、次々と止められて注意や警告を受けている。
青木源太アナウンサー「傘をさしたり、携帯電話を使用しながらやイヤホーンを使いながら自転車に乗ることは、いずれも道路交通法違反となり、5万円以下の罰金となります」
今年5月には大阪で、無法自転車が原因でタンクローリーが歩道に突っ込み歩行者2人が死亡した。対向車線の車の陰から自転車が飛び出し、これを避けようとワゴン車が車線変更。そのワゴン車を避けようとしたタンクローリーが歩道に突っ込んだ。自転車に乗っていた60代の男性が重過失致死罪により逮捕された。
自動車のような反則切符
青木「自転車は法律上は軽車両となりますから、車道と歩道の区別があるところでは、車道を走らなければなりません。例外的に、自転車と歩行者の絵が描かれた標識のあるところや、13歳以下70歳以上は歩道を走ることができます」
司会の加藤浩次「たしかに、ベルを鳴らして歩行者どかして走っている自転車が増えている。自転車のマナーの問題を考え直すべきだ」
キャスターのテリー伊藤「小さな子を後ろに乗せたお母さんに、交通量の多い車道を走れというのは難しい状況だ」
弁護士の八代英輝「自動車なら違反すれば反則切符を切られて罰金が科せられる。自転車にもそういうことが必要ではないのか」
自転車が加害者となる歩行者の事故が増えている。自動車の「ネズミ取り」による取り締まりのような自転車の路上取り締まり、罰金を強化すべきだろう。